東京ディズニーシーで大人気のアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」。
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今回は、ソアリンで訪れる世界各国の名所をすべて紹介します。
※本記事はアトラクション本編のネタバレを含みますので、ご注意ください
ソアリンで訪れる、世界各国の名所一覧
それでは、ソアリンで訪れる順番のとおりに紹介していきます。
マッターホルン(スイス・イタリア)
最初に訪れるのは、ヨーロッパ・アルプスの三大名峰のひとつ、マッターホルン。
標高は4478m、スイスとイタリアにまたがる霊峰です。
ソアリンでは、スイス側からマッターホルンの頂に向かて飛んでいきます。かなりの大迫力ですね。
ちなみに…カリフォルニアのディズニーランドには、「マッターホルン・ボブスレー」というローラーコースタータイプのアトラクションがあります。
ストーリー性のないスリルライドに否定的だったウォルトですが、アルプスが舞台の映画の撮影でスイスを訪れた際にマッターホルンに感激し、パークに再現することを決めたそうですよ。
グリーンランド(デンマーク)
続いて見えてくるのは、グリーンランドの見事な氷河です。
グリーンランドはカナダの北東に位置する世界最大の島で、島の大部分は雪や氷に覆われています。
氷河の浸食によって形成された巨大なフィヨルドが多く見られ、さらに島には北極圏の野生動物が数多く生息しているんです。
フライト中には、崩れ落ちる氷河やホッキョクグマの姿を目撃することができます。
シドニー(オーストラリア)
オーストラリアのシドニーに到着です。
左手には世界遺産のオペラハウス。正面に見えるのはハーバーブリッジです。
シドニーを代表する2つの観光名所を、空を飛んで堪能できるだなんて贅沢な体験ですよ。
シドニーといえば、ディズニー・ピクサー映画『ファインディング・ニモ』を思い出す人もいるかもしれませんね。
ソアリンは空の旅ですが、ニモたちと海の中を冒険できるアトラクションも東京ディズニーシーにありますから要チェックです。
ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)
次に訪れるのは、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城です。
メルヘン趣味だったルートヴィヒ2世が、自身の憧れ・夢を実現させるためだけに建築したこのお城。
今やロマンティック街道の終着点で、大人気の観光スポットになりましたね。
ソアリンでは、ノイシュヴァンシュタイン城と、城を取り囲む美しい自然を上空から楽しむことができます。
ところで…おなじみのシンデレラ城はノイシュヴァンシュタイン城がモデルと言われることがありますが、実は違います。
フロリダ・マジックキングダムや東京ディズニーランドのシンデレラ城は、フランスのユッセ城やシャンボール城など複数のヨーロッパ建築を参考にしています。
ノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしたのは、カリフォルニア・ディズニーランドの「眠れる森の美女の城」なんですよ(ただしこちらも複数の建築を参考にしたので、あくまでモデルのひとつ)。
サバンナ(タンザニア)
白亜の城の次は、ディズニー映画『ライオンキング』を彷彿させるアフリカの大自然です。
たくさんのゾウたちが闊歩する雄大な大地は、タンザニアのサバンナ。
奥には標高5895mのキリマンジャロが見えます。
キリマンジャロは、アフリカ大陸の最高峰。山脈に属さない山の中では世界一の高さを誇るんですよ。
ソアリンではサバンナの上空を飛行していると草のにおいが漂ってきます。
見事な「草のにおい」ですから、きっと多くのゲストにとって強烈な印象を与えるシーンでしょうね…。
万里の長城(中国)
お次は、中国を代表する遺跡・万里の長城です。
総長6000kmというとてつもない規模の城壁で、世界文化遺産に登録されているほか、新・世界七不思議にも選ばれています。
万里の長城のシーンでは凧が上がっていますが、これは燕の形をモチーフにした中国の伝統的な凧なんですよ。
ピラミッド(エジプト)
中国からエジプトへ。
砂漠を超えて、誰もが知っているエジプトのピラミッドが目に飛び込んできます。
ソアリンで見ることができるピラミッドは、とくに有名なギーザの三大ピラミッドです。
左からメンカウラー王、カフラー王、クフ王の墳墓で、手前の小さな3基のピラミッドは王妃たちのものです。
最後にメンカウラー王のピラミッドの上空ギリギリを飛行するのですが、現地に赴いてもなかなかできない体験でしょうからドキドキしますね。
タージ・マハル(インド)
次に訪れるのは、インドのタージ・マハル。
ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった最愛の妻のために造った霊廟がタージ・マハルです。
大理石の純白とシンメトリー(左右対称)がとにかく美しく、私は是非訪れてみたいと思っています。
ソアリンでは、なんだかいい香り(花の香りのようです)が感じられますよ。
モニュメント・バレー(アメリカ)
インドからアメリカへ。続いてはモニュメント・バレーです。
風化と浸食によって形作られた独特な地形で、世界中から観光客が訪れます。
モニュメント・バレーがあるグランドサークルというエリアには10の国立公園や名所が含まれていて、その中のブライス・キャニオン国立公園は「ビッグサンダー・マウンテン」のモデルなんですよ。
ラウ諸島(フィジー)
アメリカの原風景を満喫した後は、南太平洋の美しい海へと向かいます。
フィジーのラウ諸島は、観光客が多く訪れるリゾート地…というわけではなく、手つかずの大自然と原住民たちの文化が残る場所なんですよ。
ソアリンでは、エメラルドグリーンの海といい匂い(何のにおいでしょうね)が楽しめます。
イグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル)
フィジーの海から南米・イグアスの滝にやってきました。
滝幅は4kmにわたり、最大落差は80m以上。世界最大の滝です。
275の滝が膨大な水しぶきを上げるので、あちこちに虹が架かります。
もちろんソアリンでも虹を見つけることができますよ。
東京(日本)
世界旅行の締めくくりは日本です。
夕暮れ時の東京の上空を飛行します。
日本人でも、上空から東京を眺めたことがある人は少ないのではないでしょうか。
空から見る大都会、遠くに見える富士山、迫りくる東京タワー、圧巻です。
東京ディズニーシー(日本)
そして、東京ディズニーシーに帰ってきます。
上空から見る東京ディズニーシーの夜景は息を吞む美しさですね…。
プロメテウス火山の麓から花火が打ちあがり、ファンタスティック・フライトはフィナーレを迎えます。
カメリア・ファルコの思い
「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の舞台となる「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」では、飛行の研究に情熱を注いだ女性、カメリア・ファルコの特別展が開催されています。
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その特別展のハイライトとして、彼女が仲間とともに開発した「ドリームフライヤー」に乗り込むことになります。
「イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる」
カメリア・ファルコはそう信じていました。
我々は、まさに「時空を超えて」世界中の空を飛ぶんです。これは胸が熱いですね!
何度も乗りたくなるファンタスティック・フライト
世界中の空を旅できる「ソアリン:ファンタスティック・フライト」。
私はオープン以来、5回以上ソアリンを体験しましたが、すべての回で歓声と拍手が沸き起こりました。
旅行好きのみならず、誰もが驚き、酔いしれます。
また、ソアリンは座る席によっても感じ方は異なりますし、その都度新しい発見があります。
ぜひ何度も体験してほしいアトラクションですね。
ソアリン:ファンタスティック・フライトは本日7月23日で1周年🎉🎊
美しいミュージアムと、カメリア・ファルコとの驚くべき出会い、雄大な飛行体験…全てが最高のアトラクション!これからもずっと大好きです🥰#ソアリン1周年 pic.twitter.com/7UdOp9mwka— なたり (@Dmanabiya) July 23, 2020
・『ディズニーファン 2019年10月号』、講談社、2019年。
・『柳生すみまろのディズニーランド誕生秘話』、講談社、2011年。