日本版ディズニープラスが、2021年10月27日に大型アップデートを実施、「新ディズニープラス」として生まれ変わるました。
新しくなったディズニープラス。#ディズニー #ピクサー の大作映画&シリーズ、オリジナル作品も充実。新ブランド #スター が加わりさらに作品選びが楽しくなりました。
仲間と一緒に楽しめるGroupWatchやペアレンタルコントロールも追加。
人生に刻まれる物語を #ディズニープラス で
— ディズニー公式 (@disneyjp) October 29, 2021
そこで、現在アメリカのディズニープラスを利用している私が、日本とアメリカのディズニープラス、どちらがオススメなのかを比較検討していきます。
日本版のディズニープラスが大きく進化
2021年10月26日まではイマイチだった?
従来の日本版ディズニープラスは、作品数や画質・音質、UIなど多くの点でアメリカ版ディズニープラス(以下、米Disney+)よりも劣っていました。
その為、一部利用者から「ディズニーマイナス」と揶揄されることもありました。
そういった事情から、これまではハイスペックな米Disney+を日本で利用する選択をするユーザーが一定数いました(私もその一人です)。
※ただし、未だDisney+のサービスが始まっていない国が多くある中、早い段階で日本国内のサービスを開始してくれた事に関しては評価されるべきだと思います。
2021年10月27日からは世界基準のディズニープラスへ
本日10/27 #新ディズニープラスはじまる 🎉
新ブランド”スター”を加え、全感情を刺激するドラマ&映画が登場❗️#新ディズニープラス 開始を記念して特別映像解禁‼
ブルーの光が東京ディズニーランド、そして日本中を駆け巡り日常を彩る✨#記念キャンペーン 開始🎵
フォロー&RTでギフトBOX当たる🎁— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) October 26, 2021
これまで日本版ディズニープラスが米Disney+より劣っていた大部分の要素が、2021年10月27日の大型アップデートで改善されました。
ここまで大きく改善された理由は、アップデート後は世界基準のDisney+アプリに日本が内包された…つまりアプリ自体が以前と異なる為です(アップデート前は日本独自のアプリを使っていました。なので日本版、米国版という呼び方は適切ではなくなったのですが、この記事では便宜上そのまま使っています)。
【最新版】日米ディズニープラスざっくり比較
日本 | 米国 | |
配信作品 |
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日本語対応 |
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画質/音質 |
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UI・使い勝手 |
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契約~利用まで |
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プラン(料金) |
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支払方法 |
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解約 |
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今回の大型アップデートによる変更点は、黄色の字で示しています。
料金が高くなったこと以外は、日本版ユーザーにとって嬉しい変更点がいっぱいです。
仕様の詳細は【公式】Disney+(ディズニープラス)|6つのブランドが見放題 (disneyplus.com)をご確認ください。
アメリカのDisney+に加入するメリット&注意点
大型アップデートによって、普通に楽しむ分には日本版ディズニープラスで全然問題ないと言えるかもしれません。
では、今あえて米Disney+を選ぶメリットはあるのでしょうか…
日本版ディズニープラスが進化した今、あえて米国版に加入するメリット
・節約になる(月額🇺🇸$7.99 🇯🇵 990円)
※ただしVPNは考慮していない
・日本版にない配信作品を視聴できる
・一部作品をいち早く視聴できる
・ローカライズ無しで作品を楽しめる
・米国本社に直接お布施できるこんな感じ…?
— なさり (@Dmanabiya) October 27, 2021
①節約になる(ただしVPNは考慮しない)
ディズニープラスの月額・年額料金を日米で比較すると、米Disney+が少しだけお得な価格設定になっています。
- 米国:月額 $7.99/年額 $79.99
- 日本:月額 990円/年額 9900円(税込)
※1ドル113円の場合、月額で87.13円、年額で861.13円の差
ただし、日本から米Disney+に加入&利用するには、VPNが必要不可欠です。
既に他の用途でVPNを利用している(or利用する予定がある)人は問題ありませんが、新規でVPNと米Disney+を契約した場合、日本版ディズニープラスに加入するよりも割高になる可能性が高いです。
※VPNには無料のものもありますが、安定した接続の有料VPNが良いでしょう
なお、VPNは個人情報の保護に役立つものであるため、無料Wi-Fiを利用する機会が多い人やネット上のプライバシーが気になる人には導入の価値があるものですよ。
②日本版に無い配信作品を視聴できる
日本版ディズニープラスは、以前よりも配信作品が増加しました。
一方で、依然として日本版で配信されていない作品があるのも事実です。
【日本版で未配信の作品例(2021年10月31日現在)】
●『Disney’s Broadway Hits at Royal Albert Hall』
●『Marvel Studios’ Iron Man』
●『Star Wars: Galaxy’s Edge-Adventure Awaits』
●一部の特典映像
『Marvel Studios’ Iron Man』/『アイアンマン』が日本未配信なのは、個人的にかなり痛いですね(MCUフェーズ1の最初の作品ですから…)。
Iron Man pic.twitter.com/Gd8EbxJkUT
— Disney (@Disney) November 11, 2019
勿論、現時点で日本版でしか視聴できない作品もあります(日本のアニメ・ドラマや「STAR」カテゴリーの一部作品)。
③一部作品をいち早く視聴できる
一部の作品は、日本版よりも早く配信がスタートします。
【いち早く視聴できる(できた)作品例】
●『STAR WARS: Galaxy of Sounds』/『スター・ウォーズ:ギャラクシー オブ サウンド』
- 米国:2021年10月1日
- 日本:2021年10月8日
●『The Most Magical Story on Earth: 50 Years of Walt Disney World』/『ウォルト・ディズニー・ワールド50周年!「世界で一番マジカルなセレブレーション」』
- 米国:2021年10月8日
- 日本:2021年11月12日
What’s your one word to describe @WaltDisneyWorld Resort? Celebrate #DisneyWorld50 with the @ABC2020 Special TONIGHT at 8/7c on @ABCNetwork. Stream on Hulu starting Oct. 2, or watch on Disney+ starting Oct. 8. https://t.co/X3ZnzF0tp2 pic.twitter.com/pnMr8xR8MR
— Disney Parks (@DisneyParks) October 1, 2021
日本の配信日より1か月以上早い配信となる作品もある為、いち早くチェックしたい人には嬉しいポイントです。
④ローカライズ無しで作品を楽しめる
日本で視聴する作品のローカライズ(邦題や、劇中の看板などの翻訳)について、フォントが作品の雰囲気に合っていない等の理由で、あまり好きではない方もいるかと思います。
子どもが視聴する分にはありがたい配慮ですが…米国版であれば、ローカライズ無しで作品を堪能することができます。
※日本版でも「プロフィールを編集」の「アプリ使用言語」を英語に変更することで、一部作品がローカライズ無しになるようですが、残念ながら全ての作品には対応していませんでした(2021年10月31日現在。『シュガー・ラッシュ』や『プリンセスと魔法のキス』など多くの作品が非対応)。
⑤米国本社に直接”お布施”できる
「ディズニー」のコンテンツは好きだけど、様々な理由から「ウォルト・ディズニー・ジャパン(日本法人)」はあんまり…という人も一定数いるのではないかと思います。
『ベイマックス』がピクサー作品かぁ
こういう所だよ…💢https://t.co/99ISzIkoyK pic.twitter.com/4fmmcUlTfi— なさり (@Dmanabiya) October 27, 2021
・MCUフェーズ3の並べ方が不適切
・役者名での検索が機能していない
・解約手順の複雑さ
・恋する季節はイケボに耳キュン
・隙間時間他にもあるけどもう止めておく
個人的にストレスだったものが一気に無くなったので、私は乗り換えて正解だった— なさり (@Dmanabiya) October 12, 2021
推しに直接”お布施”したい(ここでいうお布施の意味は、「推しにお金を使うこと」です)と考える一部のオタクにとっては、米国本社に直接お金を落とせることも1つのメリットと言えるかもしれません。
(番外)日本版ディズニープラスも楽しめる
米国版ディズニープラスに加入していて、VPNを使わずログインしたら日本版に繋がるのかな〜?と思って試したら…
英語表記だけど配信作品は🇯🇵版?になってた(WDW50thの番組やアイアンマン1等が配信されていない一方、日本のアニメやドラマが配信されている) pic.twitter.com/n9NlLMXp3S
— なさり (@Dmanabiya) October 27, 2021
実は、VPNを使わず(もしくは日本のサーバーに接続する)にログインすることで、日本版ディズニープラスの作品も視聴可能です。
これは日本版ディズニープラスのアプリが世界基準のものに変わったことによる恩恵ですね。
ただし、この方法でも日本版ディズニープラスで配信されている一部作品は視聴できません(2021年10月31日現在。ペアレンタルコントロールの関係で『デッドプール』『LOGAN ローガン』などのR指定作品が視聴不可能。)。
これらの作品を絶対に見たい!という方は、セオリー通り日本版ディズニープラスに加入することをオススメします。
まとめ
お気づきかもしれませんが、VPNを使用することで、日本版ディズニープラスでも上記②③④のメリットを享受できます。
なのでVPNを使用するという前提で考えると、日米どちらのディズニープラスに加入するかは、下記の要点で選ぶと良さそうです。
- 月額・年額料金を抑える→米国版
- R指定作品も楽しむ→日本版
ということで、「いずれかのDisney+に加入&VPNを駆使して他国のディズニープラスも楽しむ」というスタイルが良いかもしれません。
また、VPN未使用の日本版と米Disney+を比較した場合は、見たい作品(R指定作品を重視するなら日本版ディズニープラス、コアなディズニー作品を重視するなら米Disney+)で決めましょう。