東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで挙げる結婚式、ディズニー・フェアリーテイル・ウェディング(FTW)の準備をブログに綴る【FTWまでの記録】。
2021年5月に予定していた結婚式は延期になってしまったけど…私たちが準備した新型コロナウイルス感染対策のアイデアを備忘録としてまとめてみることにしました。
結婚式の準備&当日レポのまとめはこちら↓
実施した・実施する予定だった感染対策
※あくまで私たちが検討していた感染対策であり、これが100点満点の対策ではないと思っています。参考程度に留めてください。
※ミラコスタ側で実施している感染対策の取り組み(検温など)には触れていません。
WEB招待状・ご祝儀の事前決済(キャッシュレス化)
WEB招待状は利便性に惹かれて導入しましたが、感染対策の側面もあるので書いておきます。
ご祝儀の事前決済(キャッシュレス化)については、現金に触れる機会が無くなる、受付での手渡しが無くなる、という利点があります。
こちらも別途記事にまとめる予定です。
集合写真の廃止
私たちのパッケージにはスタジオ写真が含まれていましたが、親族の集合写真は撮らずに、すべて2人だけの撮影にする予定でした。
芳名帳の廃止
結婚式当日の受付で、ゲストに書いてもらう芳名帳。
ペンを使いまわすこと、受付での滞在時間が延びることから、芳名帳は廃止する予定でした。
名簿(WEB招待状の機能で作成)と照らし合わせた出席確認で十分と判断しました。
先述のキャッシュレス化もそうですが、受付はできるだけ簡略化する方が良いと考えて準備していました。
受付を依頼する友人のためにも、少しでも安心を提供できればという思いでした。
新郎新婦のマスク着用(一部の場面で)
ミラコスタの結婚式において、新郎新婦のマスク着用は(一部プログラムを除いて)任意です(2021年5月4日時点)。
私たちは、主にゲストと会話する場面でマスクの着用を検討していました。
衣裳に合わせたカラーの不織布マスクを着用する予定でした。
※着用するマスクの色や柄については、担当さんに確認しましょう。
替えのマスク、マスクケース、ウェットティッシュの用意
ゲスト一人ひとりに、替えのマスク・マスクケース・ウェットティッシュの3点を用意する予定でした。
※個人的に、ウェットティッシュはコロナ関係無くあると嬉しいですね。パンを食べる時とか…
手袋の準備
主に以下の場面での着用を考えていました。
- 受付時、受付係が着用
- プチギフト配布時、新郎新婦が着用
Zoomを使用した結婚式のライブ配信
感染対策とは少し異なりますが…欠席ゲストを対象として、Zoomを使用したライブ配信(オンライン結婚式)を検討していました。
これは本格的に検討する前に延期が決定したので、具体的な内容は決まっていません。すみません…
一応、ミラコスタの結婚式で配信をすること自体は可能みたいです(キャラクター出演シーンは配信NGなど制約あり)。
※対応が変わっている可能性もあるので、必ず担当さんに確認・相談しましょう。
実施しない予定だった感染対策
※あくまで私たちが実施を見送った感染対策なので、参考程度に留めてください。特にパーテーションは感染予防効果が高いと考えられるので、検討すると良いかと思います。
披露宴でのパーテーション(アクリル板)の設置
飲食店等でもお馴染みとなったパーテーション(アクリル板)。
感染予防の効果が高い事は重々承知していましたが…以下の理由から、私たちは設置しないつもりで準備を進めていました。
パーテーションを設置しない(予定だった)理由
- 一定のソーシャルディスタンスが確保できている
- コストがかかる
- 搬入・搬出の手間がかかる
- パーテーションを避けて会話する事例がある
- 料理提供の邪魔になる
まず①について。ミラコスタ側の方針もあって、通常時に1卓10名着席のテーブルに最大6名の着席予定でした。
対面で2メートル、隣の人とは少なくとも1メートル程の距離がある為、さほど「密」にはならないと判断しました。
また、ミラコスタでは披露宴用パーテーションの用意が無い(2021年4月時点)ので、②、③の問題が発生します(持込料はかかりません)。
更に、④声が聞き取りにくいからパーテーションを避けて会話してしまうという事例があることも理由の一つでした。避けたら意味ないじゃないか…
加えて⑤の理由もあり、パーテーションは設置せずに、食事の時以外はマスクを着用していただくよう呼びかける方針にしました。
※後から聞いたのですが、パーテーションがあるとカメラマンさんにとっても不便らしいですね…確かに写真は撮りづらそうです。
なお、パーテーションを設置しないことやテーブル内で一定の距離がとれる事は、後述するPDF資料で事前にゲストにお伝えしました。
フェイスシールドの使用・配布
結婚式の感染対策グッズを探していると、手持ちタイプのフェイスシールドを度々見かけます。
マスクと違ってサッと口元に当てることができますね。
しかしフェイスシールドの類は、飛沫の拡散を防ぐ効果が限定的との見方が強く(感染対策してます、というアピールにはなる?)、個人的には使う意味を感じられなかったです…。
新型コロナ対策 フェイスシールド・マウスシールドってどうなの?
会食時のうちわの効果、そもそも科学的根拠は? 兵庫県知事が挙げた「フェイスシールド」を調べてみた
結婚式用のフェイスシールドは可愛いデザインのものが多いので、写真撮影時のプロップスとして配る価値はあると思います。
コロナ禍での結婚式・大事だと感じたこと
感染対策の事前アナウンスをする
招待されたゲストにとって、結婚式でどのような感染対策をとっているかは気になるはずです。
感染対策について事前にアナウンスすることで、ゲストも安心できるのではないかと思います。
ところが、ミラコスタの結婚式では「感染対策をまとめたゲスト向け資料」の用意がありませんでした(2021年4月時点。ディズニーホテルの運営については公式サイトに記載があります)。
※招待状に同封する付箋はあったのですが…マスクや手指消毒など基本的なことが少し書いてあるだけで、不十分だと感じました。
そこで私たちは、結婚式における感染対策についてピクトグラムを用いてまとめたPDF資料を作成し、WEB招待状やLINE等で配布しました。
作成には、イラレ(Adobe Illustrator)を使用。ゲストからは好意的な意見を頂けました。
状況悪化を想定して、準備を進める
先が見えないコロナ禍で結婚式準備を進める際は、新型コロナウイルスの流行状況が悪化することも心づもりしたほうが良いと痛感しました。
半年先、1年先でも、収束している確証はないですから…。
「直前になって緊急事態宣言が発令されたら?」
「新郎の親族が皆来れなくなったら?」
「友達が全員来れなくなったら?」
状況が悪くなった場合を想定して、決行するのか、延期にするのか、中止にするのか、前もって話し合っておくと安心できると思います。
また、「延期になる可能性を考慮して、ペーパーアイテムに日付を入れない」、「欠席ゲストが増えるかもしれないから、席次表はペーパーアイテムに印刷しない」等の工夫もできるかと思います。
認識をアップデートする
結婚式(特に披露宴)で万全な感染対策をとることは難しいと思います。
それでも、この状況下で安心してお越しいただく為に、主催者としてできるだけの事はやりたいと考えて準備を進めていました。
その為に、常に最新情報を収集し、認識をアップデートしていくことが大事だと感じています。
例えば、先述のフェイスシールドについては、コロナ禍になってしばらく経ってから効果の乏しさが知れ渡りましたよね。
結婚式における感染対策も最適化していくことで、安心を提供したいですね…!