皆さんは「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」を利用したことがありますか?
バケーションパッケージとは、ホテルの宿泊と特別なパークチケット、さまざまなコンテンツが付いた公式の宿泊プランです。
ファストパス・チケットやオリジナルグッズ、プランによっては人気ショーの鑑賞券や特別なキャラクターグリーティングが付いてくるなど、たいへん人気のプランなんですよ。
一方で、「バケパは高い」という声もよく聞きますね。
果たしてバケーションパッケージは本当に割高なのでしょうか。
今回は、バケーションパッケージの価格を検証するとともに、バケパの賢い選び方を紹介します。
バケーションパッケージの価格を分析
バケーショパッケージがお得か割高かを確かめるには、パッケージプランに含まれる各コンテンツの価格を割り出して、パッケージプランの販売価格とどれだけ差があるのかを検証するのがわかりやすいです。
それでは、検証していきます。
東京ディズニーリゾート35周年”Happiest Celebration!” 2DAYS
バケパの価格はプランによって異なりますが、宿泊する日(平日か土日か)やホテルによっても変わってきます。
今回は、私が2018年夏に利用したパッケージプラン「東京ディズニーリゾート35周年”Happiest Celebration!” 2DAYS」で検証します。
【パッケージ内容】
- ホテル客室
- パークチケット(2デー)
- ディズニーリゾートライン フリーきっぷ2日券
- オリジナルガイドブック
- ファストパス・チケットA×1
- ファストパス・チケットD×3
- ショー鑑賞券×3
- オリジナルグッズ引換券
- フリードリンク券
- チケットホルダー引換券
- ホテルレストラン利用券
- オリジナルポップコーンバケット引換券
【条件】
- 日程:2018年 12月19日(水)
- 人数:大人2名
- ホテル:ディズニーアンバサダーホテル・スタンダードルーム
- 朝食:花 Hana
- 総額:138,400円
本当は私が利用した条件で検証したかったのですが、宿泊した部屋の価格が確認できなかったため(客室の料金は変動制。ミラコスタのテラスルームは超人気の部屋なので、空室が見つからず、同じ日の料金が確認できませんでした…)、上記の条件で検証していきます。
価格がわかるコンテンツからチェック
ホテル客室(ディズニーアンバサダーホテル・スタンダードルーム)
ディズニーアンバサダーホテルの一番ベーシックなお部屋・スタンダードルームを選択しました。
同日のスタンダードルーム、客室のみの料金は43,200円です。
パークチケット×2枚
2デーパスポート・スペシャル
ランドとシーを、1日目から行き来できるスペシャルなパスポートです!
ディズニーホテル宿泊者が、同様のパークチケットを購入できるので、同じ価格とみて良いでしょう。
東京ディズニーリゾート マルチデーパスポート・スペシャル 1枚14,800円です。
14,800×2=29,600円
ディズニーリゾートライン フリーきっぷ2日券×2枚
ディズニーリゾートラインを2日間好きなだけ利用できるフリーきっぷ。
2日フリーきっぷ1枚800円!
800×2=1,600円
ファストパス・チケット×8枚(1名に4枚)
利用時間の制限がないファストパス・チケットが付いてきます!
ランド・シーすべてのファストパス対象アトラクションで利用できるファストパス・チケットAが1枚。
人気の「トイ・ストーリー・マニア!」と「ニモ&フレンズ・シーライダー」を除くファストパス対象アトラクションで利用できるファストパス・チケットDが3枚です。
ファストパス・チケットの価格は、後述する「ディズニーワンダフルバケーション」のプランから算出しました。
算出した価格は、ファストパス・チケット1枚2,100円。
Aのほうを高くするべきかもしれませんが、わかりやすく一律2,100円としておきます。
2,100×8=16,800円
ショー鑑賞券×6枚(1名に3枚)
今回のパッケージには、35周年の目玉エンターテイメント「ドリーミング・アップ!」、「Celebrate! Tokyo Disneyland」と、「ワンマンズ・ドリームⅡ-ザ・マジック・リブズ・オン」(6つのショー・パレードからひとつ選択)のショー鑑賞券が付いてきました。
ショー鑑賞券の価格も、ワンダフルバケーションから算出できました。
ショー鑑賞券1枚1,800円です。
1,800×6=10,800円
ホテルレストラン利用券×1枚(2名で1枚)
ホテルのレストラン利用券(朝食)が付いてきます。
ホテルの朝食はレストランごとに価格が異なるので、どのレストラン(ルームサービス)を選ぶかで、パッケージの価格が変動します。
今回の検証ではディズニーアンバサダーホテル内のレストラン「花 Hana」の朝食を選択しています(「花 Hana」は2019年1月6日をもって営業を終了しています)。
「花 Hana」のブレックファストブッフェは大人1人2,890円です。
2,890×2=5,780円
価格がわからないコンテンツは、類似商品との比較などから推測
ここまでで107,780円になりました。
残りは30,620円ですね…
価格がわからないコンテンツは、パークで販売されている類似商品と比較して価格を推測していきます。
オリジナルガイドブック×1(2名で1冊)
バケーションパッケージの各種コンテンツの使い方を教えてくれるガイドブックです。
パークのアトラクションやレストランなどを解説する内容ではないので、お気を付けください。
シールとパークマップが付いてきます。
総ページ数は40ページにも満たないので…オリジナルガイドブックはせいぜい500円くらいでしょうか。
オリジナルグッズ引換券×2
引換券を対象店舗に持っていくと、バケパのオリジナルグッズと交換してもらえます。
オリジナルグッズは4種類あり、どれか1つを選ぶことができます。
- トートバッグ
- ペンケース&手帳
- タオルセット
- ドリンクボトル(カバー付き)
パークで販売されている類似品と比較してみて、オリジナルグッズの価格は高めに設定しても1つ3,000円でしょうか…
3,000×2=6,000円
フリードリンク券×2
パーク内の対象店舗で何度もソフトドリンクを飲むことができる、とっても便利なフリードリンク券。
バケパのフリードリンク券が使える、スクウィーザーズ・トロピカル・ジュースバーのタピオカ・マンゴードリンク。
クリーミーなマンゴージュースは飲みやすく、もちもちタピオカがいっぱい!
南国気分に浸れます🏝 pic.twitter.com/URqa4UqKLh— ナタリ (@Dmanabiya) August 7, 2018
キリ良くしたいので、フリードリンク券は1枚1,400円に設定します。
1,400×2=2,800円
チケットホルダー引換券×2
フリードリンク券を入れる、オリジナルのチケットホルダーを交換してもらえます。
ポケットにパークチケットや小銭なども入れておける優れもの。
東京ディズニーリゾートで販売されているパスケースの値段を参考にすると、だいたい1,500円~2,500円
凝っていてかわいいデザインなので、チケットホルダーはひとつ2,500円に設定しましょう。
2,500×2=5,000円
オリジナルポップコーンバケット引換券×1(2名で1枚)
オリジナルのポップコーンバケットに、好きなフレーバーのポップコーンを入れてもらえます(最初は無料、2回目からはリフィル価格)。
パークで販売されているポップコーンバケットは、2,300円で販売されているものが多いです。
バケパのオリジナルポップコーンバケットも2,300円に設定します。
結局バケパは割高なの…?
バケパは割高。けどプライスレスな魅力がある
パッケージプランの各コンテンツの価格を算出した結果、総額は124,380円になりました!
このプランは138,400円で販売されているので…なんと14,020円も割高だという計算になります…!
算出した価格に誤差がある可能性もありますが…やはりバケーションパッケージは高い買い物だと考えられます。
とはいっても、バケーションパッケージには他で体験できない魅力的なコンテンツがたくさんあります。
例えば、今回検証したパッケージプランだと「ドリーミング・アップ!」、「Celebrate! Tokyo Disneyland」のショー鑑賞券があります。
混雑をよそに、専用の鑑賞席から人気のショー・パレードを楽しめるのは、算出した価格以上の価値があると私は思います!
バケーションパッケージで絶対に体験したいコンテンツが特に無い場合、バケパは利用せずにチケットとホテルを手配したほうが良いかもしれません。
バケパの賢い選び方…自分に合ったプラン選びをすること
バケーションパッケージの賢い選び方…ぞれはズバリ、自分に合ったプラン選びをすることです!
パッケージプランによって含まれるコンテンツが異なるので、適当に選ぶとコンテンツを使いこなせず失敗します…
さらに、バケーションパッケージと似た「ディズニーワンダフルバケーション」という選択肢もあります。
ワンダフルバケーションは、ファストパスやショー鑑賞券などバケパでお馴染みの人気コンテンツを追加できる、ディズニーホテル宿泊者限定のアップグレードプランです。
数あるパッケージプラン・ワンダフルバケーションを、目的や予算に合わせて選ぶことが大切ですよ。
東京ディズニーリゾート初心者…バケパの定番プランがおすすめ
バケパはファストパスやフリードリンク券など、パークを快適に過ごせるコンテンツが揃っているので、ディズニーリゾート初心者にオススメです。
特に「初めてのバケーションパッケージを楽しむ2DAYS」や「アトラクションをめいっぱい楽しむ2DAYS」などの定番プランは、難しいことを考えなくても使いやすいです。
コストダウンしたい場合は、宿泊するホテルのグレードを下げると良いですよ(ディズニーホテルではなく、パートナーホテルを選ぶなど)。
体験したいコンテンツがある人…バケパ一択!キーワードで探してみましょう
バケーションパッケージでしか体験できないコンテンツ(特定のショー鑑賞券や特別なキャラクターグリーティングなど)を楽しみたい人は、バケーションパッケージを選ぶしかないですね。
- 季節のショーやパレードを確実に良い場所から鑑賞できるパッケージプラン…「2つのパークの『ディズニー・クリスマス』を満喫する2DAYS」など
- 予約が大変なキャラクターダイニングを確実に楽しめるパッケージプラン…「ホテルでもパークでも!『ディズニーキャラクターダイニング』を楽しむ2DAYS」など
- 夏休み期間の恒例バケパ、キッズ向けの体験プログラムが付いたパッケージプラン…「夏のキッズスペシャル!『カストーディアル・キッズ!』体験付き 2DAYS(4~12才児限定)」など
さまざまなプランがありますね。
自分の目的に合ったパッケージプランを探すには、「東京ディズニーリゾート オンライン予約・購入サイト」のバケーションパッケージの公式ページより、「内容から探す」を選ぶと良いです。
旬なキーワードで検索することもできるので、探しやすいですよ。
パークは多少慣れているけど、混雑日を快適に楽しみたい人…ワンダフルバケーションが便利
「ディズニーワンダフルバケーション」は、ファストパスの枚数やショー鑑賞券の有無など、自分の好みに合わせてプランを選択できるのが魅力です。
お手軽にバケパクオリティの楽しみ方ができますよ。
パークにある程度慣れている人ならコンテンツの取捨選択もしやすいと思うので、ワンダフルバケーションなら価格を抑えつつも欲しいコンテンツを追加することが可能です。
ワンダフルバケーションで追加できるファストパスなどのコンテンツは、混雑日に重宝します。
また、「ディズニーホテルに宿泊したいけど、バケパにすると価格が高すぎる」と感じている人にもワンダフルバケーションがオススメ!
ワンダフルバケーションはコンテンツの数を抑えることができるので、”ディズニーホテル+バケーションパッケージ”よりもコストダウンできます。
東京ディズニーリゾート オンライン予約・購入サイトでディズニーホテルの宿泊予約をすることで、アップデート(ワンダフルバケーション)を選択できるようになりますよ。
レッツ・バケンジョイ!
バケーションパッケージ・ワンダフルバケーション(ディズニーホテル)は、東京ディズニーリゾート オンライン予約・購入サイトや「東京ディズニーリゾート・アプリ」から予約できます。
アプリのダウンロードはこちら↓↓
今回の記事を参考に、自分に合ったプランを探してみてくださいね。