2022年度2023年度、東京ディズニーシーに完成予定の新テーマポートの名称が発表されました。
その名は「ファンタジースプリングス」。
新テーマポート、ファンタジースプリングスは“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとし、幅広い世代に愛されているディズニー映画の世界が再現されます。ファンタジースプリングスに足を踏み入れたゲストは、魔法の水が流れる滝や池に遭遇し、ディズニーの物語の世界へといざなわれていきます。その先にはディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』を題材とした3つのエリアが広がり、ゲストはそれぞれの物語をアトラクションやレストランなどで体感することができます。また、パーク内に位置し、最上級ランクの部屋を有するディズニーホテルが、泉を臨むようにそびえ立ちます。
「ファンタジースプリングス」の詳細は、以下の記事にまとめています。

2020年には東京ディズニーランドで複数の新アトラクションや屋内シアター等が完成し、2023年度には東京ディズニーシーが大きく変化します。
東京ディズニーリゾートは、今まさに進化を遂げている最中なのですね。
今回は、新テーマポート「ファンタジースプリングス」の発表をもとに、東京ディズニーリゾートの今後を考えてみようと思います。
2023年度よりも先の未来、東京ディズニーリゾートにどのような変化が起こるのか…願望も交えて予想していきますよ。
Contents
東京ディズニーシーの未来予想
【予想】TDS20周年に向けて、ショーやアトラクションのリニューアル
2019年7月に、新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」がオープン。

2021年には東京ディズニーシーが20周年を迎えます。
これまでの東京ディズニーシー●●周年イベント時は、レギュラーショーのリニューアルや、新アトラクションのオープンが恒例でした。
5周年(2006年)
- 「レジェンド・オブ・ミシカ」スタート
- 「オーバー・ザ・ウェイブ」スタート
- 「ミート&スマイル」スタート
- 「ビッグバンドビート」スタート
- 「タワー・オブ・テラー」オープン等
10周年(2011年)
- 「ファンタズミック!」スタート
- 「テーブル・イズ・ウェイティング」再演
- 「ジャスミンのフライングカーペット」オープン
- 2つのグリーティング施設オープン等
15周年(2016年)
- 「ビッグバンドビート」リニューアル
- 「アウト・オブ・シャドウランド」スタート等
※周年期間限定のショーは除いています
では、20周年の東京ディズニーシーは何があるのでしょうか。
翌年度に「ファンタジースプリングス」のオープンを控えているので、周年イベントとはいえ巨額の投資は難しいのでは…とも思います。
なので個人的には、夜のショー「ファンタズミック!」をリニューアルするのではないかと考えています。
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円柱スクリーン等の技術をアップデートしたり、「ファンタジースプリングス」で取り入れられる『アナと雪の女王』などの名場面を追加し、より魅力的な夜のショーを公演してくれたら嬉しいですね。
「ファンタジースプリングス」の要素は、季節のイベントに取り入れられる可能性もあります。
他にも2001年の開園以来、変化のない既存アトラクションのリニューアルもあり得そうです。
2020年5月3日更新:「ファンタズミック!」は終了!20周年はどうなるか
「ファンタズミック!」は、惜しまれつつも終了が決定。
予定していた最終日(2020年3月25日)は、新型コロナウイルス感染症の影響でパークが休園したために迎えられませんでした。
しかし「ファンタズミック!」のスペシャル動画が配信され、多くのファンが見納めすることができました(動画は配信終了)。
\スペシャル動画配信スタート!/
東京ディズニーシーのナイトエンターテイメント「ファンタズミック!」の動画が配信されました♪
最後には、みなさんに向けたちょっとしたサプライズも・・・!?
動画はこちらから>> https://t.co/GSpozfsZT0 pic.twitter.com/auhXmrF9Cm— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) March 25, 2020
2020年5月3日時点で東京ディズニーランド/東京ディズニーシーは休園が続いており、再開が未定です。
パーク休園の影響で、20周年の内容に影響が出るかもしれませんね。
【予想】残された拡張用地のゆくえ
2022年度に新テーマポート「ファンタジースプリングス」がオープン予定。
では、それ以降の東京ディズニーシーには、どのような変化が起こるのでしょうか。
注目すべきは、東京ディズニーシーの奥にある手つかずの”空き地”です。

2015年の発表では、この空き地に「北欧」をテーマとしたテーマポートを開発する予定でした。
【ニュース!】東京ディズニーシーにはディズニー映画「アナと雪の女王」のエリアを含む「北欧」をテーマとした新テーマポート、東京ディズニーランドにはディズニー映画「美女と野獣」「ふしぎの国のアリス」などをテーマとしたエリアが。詳しくは>> http://t.co/aQ9j6CVd7r
— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) April 28, 2015
ところが計画は見直され、パークに隣接する駐車場を用地としてファンタジースプリングスが作られることになりました。

未だ動きのない”空き地”、いずれポートディスカバリーorロストリバーデルタの拡張、もしくは9番目のテーマポートとして開発される日が来そうです。
手が加えられるのは、早くてもファンタジースプリングス完成の数年先…もしかしたら10年以上先になるかもしれませんが。
それだけ先の未来となると、どんなテーマで開発されるか予想は難しいですが、今後も注目ですね。
東京ディズニーランドの未来予想図
【予想】『ズートピア』のエリアorアトラクションが来るか
私が勝手に予想しているのが、ディズニー映画『ズートピア』のエリアやアトラクションの導入です。
パークに新エリアや新アトラクションが登場するとき、テーマになる作品は
- 人気
- パークでの実績
- 将来性
といった条件を重視して選ばれるのではないかと考えています。
例えば、シーの「ファンタジースプリングス」にも登場する『アナと雪の女王』は、
- 国内興行収入約255億円
- アナとエルサのフローズンファンタジー(15~18年)
- 映画公開後に、短編や続編が公開(予定)
と、上記の条件を十分に満たしています。
『ズートピア』も、アナ雪には及びませんが(アナ雪がヒットし過ぎ…)国内興行収入約76.8億円の大ヒットを記録しています。
また、東京ディズニーランドでの実績もあります。
2017年にはジュディとニックが東京ディズニーリゾートに初登場。ディズニー・イースターのパレード「うさたま大脱走!」に出演しました。
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2019年にはジュディとニックのキャラクターグリーティング実施、「うさたま大脱走!」に出演、夏には散水ショー「ジュディとニックのジャンピン・スプラッシュ」にも出演しました。
さらに『ズートピア』は続編の噂があり(噂とはいえ、人気作なので可能性は十分にあると思います)、将来性もなかなかです。
ですから、東京ディズニーランドの「アドベンチャーランド」や「クリッターカントリー」等に『ズートピア』の要素が登場する可能性はかなり高いのでは…と私は考えています。
そして、実は上海ディズニーランドに『ズートピア』のテーマエリアが登場予定です。
Gather the herd: Zootopia is coming to Shanghai Disneyland! Who’s ready to try everything? https://t.co/Nyup1XUSVl pic.twitter.com/pzpAa8gaFi
— Disney (@Disney) January 23, 2019
同じアジアのパークに登場するエリアをそのまま東京にも導入するとは考えにくいので、東京だけのオリジナリティある形での導入を期待したいですね。
【予想】『スター・ウォーズ』や「マーベル」要素の導入
世界のディズニーパークでは、『スター・ウォーズ』シリーズや「マーベル」作品のエリアやアトラクションが次々に登場しています。
『スター・ウォーズ』の世界に没入できる「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」がカリフォルニアとフロリダのディズニーパークに登場しました。
カリフォルニア・香港・パリのディズニーパークでは、『アベンジャーズ』などの作品が大ヒットしている「マーベル」の世界観を楽しめるエリアが登場予定です。
一方、東京ディズニーリゾートには「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」があるのみで、「マーベル」のコンテンツに関しては一切ありません…
東京ディズニーシーの「ファンタジースプリングス」では、ディズニーアニメーション作品の要素が取り入れられるので、東京ディズニーランドにはそれ以外…実写映画の要素を取り入れることになるかもしれませんよね。
『スター・ウォーズ』や「マーベル」のアトラクション・エリアを追加することで、これまでのTDRの客層とは違う層にアピールすることもできるのではないでしょうか。
まずはキャラクターグリーティングから、東京のパークでも楽しめるようになると嬉しいですね。

ディズニーホテルの未来予想図
【予想】テコ入れとして、宿泊者が楽しめるスペシャルな体験が増えるか
2021年度に『トイ・ストーリー』のホテル、そして2023年度に「ファンタジースプリングス」のホテルができる予定の東京ディズニーリゾート。
既存のディズニーホテルを合わせて、ディズニーホテルが6つになります。

『トイ・ストーリー』のホテルはファミリー向け。
「ファンタジースプリングス」のホテルは訪日観光客向けのラグジュアリー路線。
他のホテルとの差別化は一応されるようですが、既存ディズニーホテルの人気低下が懸念されます。
なかなか予約が取れない大人気の「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」は大丈夫かもしれません。
パークからバスで20分の新浦安エリアにある「東京ディズニーセレブレーションホテル」と、パークと少し離れる「ディズニーアンバサダーホテル」、客室数が多い「東京ディズニーランドホテル」は、稼働率を上げるために何かしらのテコ入れがあるのでは…と考えています。
例えば、ホテルでディナーショーを開催したら面白いかもしれません。
東京ディズニーランドには、ショーを観ながら食事を楽しめる予約制レストランが2つあり、どちらも大人気ですよね。
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ホテルでのディナーショーと宿泊、パークチケットをセットにしたバケーションパッケージを販売したら、かなり人気が出るかもしれませんね(過去にはホテル宿泊とセットの謎解きプランが販売されたこともありますよ)。
また、アンバサダーホテルで人気の「シェフ・ミッキー」以外にキャラクターダイニング(キャラクターがやって来るレストラン)を増やすこともあり得ます。
2019年7月、東京ディズニーランドの「クリスタルパレス・レストラン」と東京ディズニーシーの「ホライズンベイ・レストラン」でキャラクターダイニングが終了します。
【ディズニー】大人気キャラダイが7月に終了へ「施設運営上の都合」https://t.co/9bRnXI9Gzn
— LINE NEWS (@news_line_me) May 20, 2019
ディズニーホテルのテコ入れとして、パークでの実施が減ってきているキャラクターダイニングを導入する可能性があるのでは…
これらディナーショーやキャラクターダイニングはコスト(特に人件費)面で難しいかもしれませんが、実現したら嬉しいですね。
もちろん、価格やサービスをダウングレードして今までよりお手頃にするということもあり得ます。
ディズニーホテルの変化にも注目したいですね。
未来の東京ディズニーリゾートはどうなっているか
ということで、好き勝手に予想してみました。
「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」
ウォルト・ディズニーがそう語ったように、ディズニーパークは永遠に完成しない場所です。
それ故に、東京ディズニーリゾートの変化を追っていくのは面白いですね。
数年後(もしくは十数年後?)の答え合わせが楽しみです。