『くるみ割り人形』はチャイコフスキーのバレエ音楽として馴染み深いですが、ディズニーが好きな人なら『ファンタジア』を思い浮かべるかもしれませんね。
2018年11月30日にはディズニーの実写映画『くるみ割り人形と秘密の王国』が公開されました。
#クララの秘密 🗝️
クリスマス・イブにドロッセルマイヤーさんが用意した糸をたどって着いた先は…❄️
花の国💐、雪の国❄️、お菓子の国🍬、第4の国🤡からなる<秘密の王国>🏰✨#くるみ割り人形と秘密の王国 pic.twitter.com/vYIAEI7qNT
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) October 30, 2018
今回は、そんな『くるみ割り人形』について(ディズニー好きの視点から)まとめていきます。
Contents
『くるみ割り人形』はクリスマスの物語
チャイコフスキーのバレエ音楽が有名な『くるみ割り人形』ですが、実は原作があるんですよ。
ドイツの童話作家・ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王様』です。
主人公・マリーがくるみ割り人形を見つけるところから始まる不思議な物語。
↓の本はKindle Unlimited対象なので、気になる人はぜひ読んでみてください。
マリインスキー劇場支配人のフセヴォロシスキーが、この童話をバレエにしようと構想しました。
フセヴォロシスキーは、『白鳥の湖』と『眠れる森の美女』のバレエの曲を手掛けたチャイコフスキーに作曲を依頼。
童話のフランス語訳(デュマ版)をもとに、誰もが知る『くるみ割り人形』のバレエが完成したのです。
バレエ版の主人公はクララ、童話よりもストーリーがシンプルで分かりやすいです。
ディズニー映画『ファンタジア』の『くるみ割り人形』
ディズニー映画『ファンタジア』は、クラシックの名曲の数々をアニメーションで表現した意欲的作品です。
『くるみ割り人形』のシーンでは四季の自然をテーマにしたアニメーションで、妖精や花やキノコが踊りを披露します。
バレエを連想させる表現もあり、とっても幻想的なんですよね。
『ファンタジア』について書いた記事もあるので、併せてご覧ください。

東京ディズニーリゾートの『くるみ割り人形』
クリスマスシーズンの東京ディズニーリゾートでは、パーク内外のBGMで『くるみ割り人形』が使用されています。
この曲を聴くとパークにクリスマスがやって来たと感じる人も多いのではないでしょうか。
また、『くるみ割り人形』の曲は『ファンタジア』で使用されたということもあって、これまで東京ディズニーリゾートで公演されてきた数々のショーで使用されてきました。
では、『くるみ割り人形』が使用されたショーの中でも代表的なものをいくつか紹介します。
TDL:「スターライト・マジック」(1998、2000)
「スターライト・マジック」は、東京ディズニーランド15周年を記念して開催されたナイトタイム・スペクタキュラー。
花火と音楽、シンデレラ城への映像投影など、近年の「ワンス・アポン・ア・タイム」や「Celebrate!Tokyo Disneyland」の原点とも言える壮大なショーです。
『くるみ割り人形』が流れると、草花や雪の結晶など四季の自然がシンデレラ城を彩りました。
2000年には曲目を一部変更した「スターライト・マジック2000」が公演。
私は映像でしか観たことがありませんが、今でもファンが多い大人気のショーなんです。
TDL:「スターライト・ドリームス」(2008)
「スターライト・ドリームス」は、東京ディズニーリゾート25周年を記念して開催されたナイトタイム・スペクタキュラーです。
『くるみ割り人形』のシーンは、先に述べた「スターライト・マジック」のリバイバル。
花火と映像、ライトに水など様々な演出でシンデレラ城が美しく輝いたショーでした。
TDR25周年サマーナイトエンターテイメント「スターライト・ドリームス」
冒頭には過去ショーの音楽が使用され、城への映像投影やウォータースクリーンなど特殊効果も多く、アニバーサリーに相応しい豪華なキャッスルショーでした☺️#TDR_history pic.twitter.com/cdqGzv01mF— ナタリ🎄12月SHDL (@Dmanabiya) October 10, 2018
TDS:「ミニーのナットクラッカー」(2005)
「ミニーのナットクラッカー」は、東京ディズニーシーのクリスマスイベント「ハーバーサイド・クリスマス 2005」にて公演されたショーです。
TDRでこれまで公演されてきた数々のショーの中でも、このショーほど『くるみ割り人形』の要素を取り入れたものは無いはず。
「ミニーのナットクラッカー」は、『ファンタジア』ではなくバレエの『くるみ割り人形』をテーマにしています。そのため、
- 主人公(このショーではミニー)の夢の世界が描かれる
- ミッキーがくるみ割り人形になって登場
- ミニーは金平糖の精に扮する
- バレエをイメージしたダンス
など、『くるみ割り人形』要素が満載のショーだったんです。
ショー終盤はクリスマスの仮装パーティーに。
ミッキーとミニーがロマンティックにアイススケートを披露しました。
この頃の東京ディズニーシーのクリスマスといえば、ウォーターフロントパークの特設ステージで行われるミッキーとミニーのスケートシーンが目玉だったんですよ。
いやぁ懐かしい…また観たいショーです。
画質が悪いので恐縮ですが…
2005年、シーのWFPで公演されたクリスマスのショー「ミニーのナットクラッカー」
実写映画でも話題の「くるみ割り人形」の世界観とミキミニのスケートシーンはロマンティックで、クリスマスらしいショーでした☺️#TDR_history pic.twitter.com/eXBkc1d4vR— ナタリ🎄12月SHDL (@Dmanabiya) November 14, 2018
ディズニー実写映画『くるみ割り人形と秘密の王国』
『シンデレラ』や『美女と野獣』などの実写化が記憶に新しいディズニーですが、今度は『くるみ割り人形』を実写映画化しました。
『くるみ割り人形と秘密の王国』は、主人公のクララが4つの国に迷い込み、王国の戦いに巻き込まれていく物語。
#クララの秘密 🗝️
亡き母からのクリスマスプレゼントを開ける<鍵>を探すため、<秘密の王国>に迷い込むことになったクララ🏰✨
果たしてクララは、<鍵>を見つけることはできるのか…❓❄️✨#くるみ割り人形と秘密の王国 pic.twitter.com/hsVS5n4XVV
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) November 9, 2018
主人公の名前(クララ)やくるみ割り人形、シュガー・プラム(金平糖)の精など、原作やバレエの要素を織り混ぜつつも、映画オリジナルの物語になっています。
バレエや原作童話の『くるみ割り人形』を知らなくても楽しめますが、知っていれば色々な”気づき”があって面白いかもしれませんね。
ディズニー映画なので、『ファンタジア』のオマージュもありますよ。
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